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丸木美術館


昨年くらいから、[原爆の図]の連作で有名な丸木夫妻との縁を感じていて、やっと丸木美術館に行く事ができました。
奥さん俊(とし)さんの企画展が開催されていたのですが、俊さんの絵にはかわいらしさと厳しさがあるように感じました。「やまんばマリア」なんていうタイトルの作品があるように。
なんだか、親近感を持ちつつ、いろいろ学びつつ、感嘆のため息つきつつ。

作品を見終わり、夫妻がアトリエとして使っていた部屋が休憩室になっているようだったので、おそるおそる覗いてみることにしました。
「靴を脱いでおあがり下さい。」 小さい靴が二足、先客がいるな。ふふ。
古い木の階段をあがっていくと、20畳くらいの畳の広い部屋。
外が桜でほんわりうすピンク色の窓際の長机で、3歳くらいと5歳くらいの兄弟がもくもくと絵を描いていました。
薄暗く、し〜ん、、とした中、たまに、二人のひそひそ声。
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もちろん私も無言で参加させてもらい、無言でというのは、つまり、ここで私がぺらぺら話しかけたら、せっかく絵描きの空気を放っていた彼らを、ただの子供に戻してしまうのではないかという恐れがあったので、声をかけてはいけない、と。
そして、心が落ち着くこの部屋で、紙とクレヨンを目の前にしたら、私もお喋りどころじゃないってのも正直あったわけですが。

描き終わってから、ぽつり、ぽつり、話をして、バイバイも言わずに我々は解散しました。

子供がバイバイを言わずに去っていくのとか意外と好き。

原爆、南京虐殺、戦争のおっきな絵が常設され、やたらと冷えるこの美術館だからこそ、温かいものはより温かく感じました。
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追記:南京虐殺については疑問点もありますが、戦争の悲惨さは伝わってきます。
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by tomomiyatsuda | 2010-04-10 21:15 | DAILY